お金がなくても幸せに暮らすには?ドイツ人の価値観から学ぶゆとりある生活の秘訣

「お金がなくても幸せに暮らしたい」と思うなら、熊谷徹さんの「ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が『豊か』なのか」がオススメです!

 

あなたはこんなことを思ったことはありませんか?「もっとお金があれば、もっと楽しく、幸せな生活が送れるのに…」と。社会の中で働き、生活を営んでいると、お金がなければ幸せになれない、と思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、その思い込みが実は、幸せを見つけることを妨げているのだとしたらどうでしょうか

実は、収入が少ないのに豊かな生活を送っている人たちがいます。それが、ドイツ人です。彼らの年間平均手取り収入は約290万円で、日本人の平均手取り収入約320万円より低いです。しかし、彼らの生活満足度は日本人を上回っています。

今回は、少ない収入でも豊かに生きる彼らの生活術を紐解いていきます。「お金がなくても幸せに暮らしたい」というあなたの願いを叶えるためのヒントが詰まっています。ドイツ人の生活術を参考に、自分なりの豊かさと幸せを見つけてみませんか?

ドイツ人の収入事情と生活満足度

本題に入る前に、まずはドイツ人の収入と生活満足度について詳しく見ていきましょう。

冒頭にも紹介した通り、統計によると、日本の平均年間手取り収入は約320万円とされているのですが、実はドイツ人の年間平均手取り収入は約290万円で、日本よりも低い水準なのです

ドイツ人の年間手取り収入が低くなる理由は主に2つあります。まず一つ目は社会保険料の高さです。ドイツでは、社会保険制度が非常に充実しており、そのために必要な費用が社会全体から徴収されています。二つ目は、19%という高い付加価値税(消費税)です。これにより、手元に残る収入が少なくなるのです。

しかし、収入が少ないにもかかわらず、生活満足度は日本よりも高いのです。OECDの調査によれば、ドイツ人の生活満足度は10点満点中7.0点となっており、日本の5.9点を大きく上回っています。これはいったいどういうことなのでしょうか?

低収入でありながら、どのようにしてドイツ人は生活に対する満足度を高く保つことができているのでしょうか?ここからは、その秘訣を探っていきます。

生活に時間的なゆとりを作る

まず挙げたいのは、ドイツ人は「お金」よりも「自由時間」を大切にしている、という点です。

意外に思われるかもしれませんが、時間的なゆとりがないと、人間は浪費に走りがちなのです。なぜなら、毎日の忙しい仕事を通して溜め込んだストレスを、仕事と仕事の合間の限られた時間になんとか発散しないといけなから、高いものを食べたり、車を買ったり、ブランド品を買ったりして、短期的に得られる快楽に走ってしまうためです。

しかし、時間にゆとりがあると、お金をかけずにリフレッシュできます。実はドイツ人は、「お金」よりも「自由時間」を確保することに価値を感じる、というのが日本人と大きく違う点なのです。この自由時間を活用して、しっかりと休息を取り、リフレッシュすることが彼らの生活のベースになっているのです。

実際に、時間にゆとりがある人は、その自由時間を有意義に活用することで、お金をかけなくてもリフレッシュすることができます

例えば、定時に仕事を終えて家に帰り、自炊して体に良いご飯を食べ、散歩やジョギングを通して適度に運動し、趣味を楽しみながらでゆったりと時間を過ごす。そして、眠くなってきたらたっぷりと眠る。こうした健全な生活を行っていれば、ストレスもあまり溜め込まなくて済むし、お金をかけなくても十分にリフレッシュすることができるため、何かを買ったりしなくても十分に幸福を感じられるのです。無駄遣いの必要性を感じなくなる、というわけです。

逆説的に聞こえるかもしれないが、お金をかけずに幸せになるためには、まず、お金のために働き過ぎることをやめて、自由時間を確保することがスタート地点になるのです。

自分でできることは自分でやる

ドイツ人はDIYの精神が染み付いており、例えば自宅での家電の設置や修理等、自分でやってしまうことが多いそうです。この考え方が、お金をかけずに快適に暮らすポイントになるのです。

日本では苦手なことは業者にお金を払って解決してもらおうとすることが多いのではないでしょうか。家電を買ったら設置をしてもらう、故障したら修理に出す。快適なサービスではあるかもしれませんが、そこには勿論、サービス料が発生しますよね。

業者でないと解決できない場合は仕方ないかもしれませんが、自分でやればできるような細かいことまで何もかも外注していては、いつまで経ってもお金は貯まりません。一方、もしそれらを自分でやることができれば、お金の節約につなげることができるわけです。

例えば私は、旅行に出かけるときに決して代理店を使いません。自分でインターネットを使って格安航空券を手配し、複数サイトを比較してできる限り安く宿を予約します。現地ツアーに参加したいのであれば、ツアー会社に直接依頼します。自分ですべて手配することができれば、代理店のパッケージと同じ内容の旅行を、遥かに少ない金額で楽しむことができるのですから

皆さまも、お金を払ってお願いしているサービスに対して、「もしかして自分でできるのではないか?」という疑問を持つところから始めてみてはいかがでしょうか。何でも自分でできるようになれば、少ないお金でも快適で楽しく暮らせるようになりますよ!

お金のかからない趣味を見つける

ドイツ人は、読書やサイクリングなど、無料で楽しめる趣味を持っている人が多いそうです。また、日常の中に自然と触れ合える公園などが数多く存在し、これらの環境で趣味を楽しむことも多いそうです。皆さまも御存知の通り、自然の中で過ごすことはそれ自体がリラクゼーション効果を持ちます。

近くの森林公園で、読書やジョギング、サイクリングを楽しむだけなら、1円も使わずにリラックスした休日を過ごせるわけですから。こうした趣味を持つことで、お金をかけずに、余暇をゆったり快適に過ごすことができれば、まさに一石二鳥ですよね!

想像してみてください。あなたは休日に家の近くの森林公園を訪れたとします。目の前いっぱいに広がる青々とした芝生や木々。柔らかい風が肌に触れ、木々のこすれる音が聞こえる。空は抜けるように青く、芝生に目を向けてみると子供たちが楽しそうに遊んでいる。魔法瓶に入れてきた自前のコーヒーを片手に、ベンチに座って趣味の読書を楽しむ。この時間はもう「極上のリラクゼーション」と言っても良いのではないでしょうか。

ドイツ人は、こうした「お金をかけずに楽しみを見つける」達人なのです。誤解しないで欲しいのは、私は決して「趣味や余暇にお金をかけるべきではない」と言っているわけではないのです。お金をかけずに得られる喜びや楽しみに、より意識を向けることができれば、人生の幸福度はさらに高まるよ、ということをお伝えしたいのです。

幸せを「見つける」思考

いかがだったでしょうか。本日は、ドイツ人の考え方や習慣から、「お金がなくても幸せに暮らすためのヒント」について考えてきました。

もしかすると、日本人の多くは「お金がない=幸せになれない」という思い込みを持っているのかもしれません。しかし、必ずしもそうではありません。なぜなら、幸せとは、「なる」ものではなく、「見つける」ものだからです。このことを理解していないと、皆さまがどれだけ頑張ったとしても、決して幸福にはなれないでしょう。

ドイツ人はこの幸せを「見つける」力に長けているからこそ、少ない収入でも幸せに暮らせるのだと思います

ドイツには、「贅沢は尽きないが、ないならないでやっていける」という諺があるそうです。私達も、終わりの見えない無いものねだりをするのではなく、今あるものに目を向ける考え方を持つことが大切なのかもしれません。

今回紹介した3つのポイント以外にも、本書には人生を豊かにするための数多くのヒントが詰まっています。是非一度お手に取っていただき、収入に振り回されずに豊かな生活を送るヒントを見つけてみてください。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

 

あなたの夫婦関係は大丈夫?「喧嘩」と「話し合い」の違いを理解する

夫婦間での喧嘩は、時には避けられないものです。仕事のストレス、育児の問題、家庭内の課題、それぞれの価値観の違いなど、様々な要素が絡み合って、言葉のキャッチボールがエスカレートし、思わぬ喧嘩に発展することもあります。

しかし、喧嘩は夫婦関係にとって健全なものではありません。言葉の一つ一つが、相手の心に傷をつけ、信頼関係を壊してしまうこともあるのです。それに、喧嘩が終わった後に残るのは、満たされない感情や解決されない問題ばかり

この記事では、「喧嘩」から「話し合い」へとシフトすることで、夫婦間のコミュニケーションを改善し、互いの理解を深め、健全な関係を築くための具体的な方法を提案します。喧嘩と話し合いの違いを理解し、どうすれば感情が高ぶったときでも冷静な話し合いができるのか、その具体的な手法を学んでいきましょう。

喧嘩と話し合いの違いは何か?

まずは一緒に、「喧嘩」と「話し合い」の違いについて考えてみましょう。

感情の表現

喧嘩では、感情がエスカレートし、怒りや敵意がしばしば表現されます。この感情の高まりは、言葉の選び方、トーン、ボディランゲージを通じて相手に伝わります。喧嘩の中には、感情が先行し、理性が後回しになる傾向があります。

一方、話し合いでは、感情が制御され、穏やかに表現されます。話し合いでは、感情を抑え、冷静さを保つことが重要です。理性的に話し合うことで、問題を客観的に見ることができ、解決策を見つけやすくなります。

目的

喧嘩の目的は、自分の立場を主張し、相手を非難することが多いです。これは、自分が正しいということを証明しようとする欲求から来るものです。しかし、このアプローチは、相手を守りの姿勢に追い込み、問題解決から遠ざける可能性があります。

一方、話し合いの目的は、共有の理解と問題解決を追求することです。話し合いでは、自分の視点を伝えるだけでなく、相手の視点も尊重します。これにより、互いの理解を深め、共有の解決策を見つけることが可能になります。

共感

喧嘩では、共感が欠如し、相手の視点を無視することが多いです。自分の感情や意見が中心になり、相手の感情や意見を理解することが後回しになりがちです。しかし、これは一方的な対話を生み出し、問題解決には役立ちません。

一方、話し合いでは、共感が強調され、相手の視点を理解しようと努力します。相手の感情や意見を尊重し、その視点から事象を見ることで、相手の立場を理解し、更に深い対話を可能にします。

結果

喧嘩は、関係に緊張をもたらし、しばしば溝を作ります。感情がエスカレートし、非難が飛び交うことで、互いの信頼関係が傷つく可能性があります。また、喧嘩はしばしば未解決のまま終わり、その結果、問題が繰り返し発生する原因になります。

一方、話し合いは、問題を解決し、関係を強化する可能性があります。積極的な対話と共感を通じて、互いの理解を深め、共同で問題解決を進めることができます。これは、互いの信頼関係を強化し、より健康的な関係を築くための基盤となります。

 


いかがでしょうか?これらの違いを考えると、夫婦の間で問題が発生した場合、喧嘩よりも話し合いの方が、問題解決に向けてより生産的で、関係を維持し強化するのに有効だと言えます。

感情が高ぶったときに話し合いを進める5つのステップ

では、感情が高ぶった時に喧嘩を避け、話し合いを進めるためには、どのような点に気をつけると良いでしょうか?ここでは、そのための5つのステップを紹介します。

落ち着いてから話を始める

怒りやフラストレーションが高まった状態で話し合いを始めると、エスカレートしてしまう可能性が高いです。感情が先行すると、言葉遣いが荒くなり、相手を傷つけることもあります。そのため、冷静になるまで待つことが重要です。深呼吸をする、一人の時間を持つ、適度な運動をするなど、感情を落ち着けるための手段は様々です。重要なのは、自分の感情を管理し、話し合いが建設的なものになるように準備することです。

相手の視点を理解しようとする

相手の視点を理解しようとすることは、話し合いを円滑に進めるために重要です。自分の意見だけを主張するのではなく、相手の意見や感情に耳を傾けることが大切です。相手の言葉を尊重し、その感情や考え方を理解しようとする態度は、相手に対する尊重を示し、信頼関係を深めることにつながります。また、相手の視点を理解することで、自分自身の視野も広がり、問題解決の新たなアイデアが生まれることもあります。

非難や批判を避ける

話し合いは問題解決のためのもので、相手を攻撃するためのものではありません。非難や批判は避け、問題に焦点を当てることが重要です。問題を指摘する際には、「あなたが~したから」という非難の言葉ではなく、「私は~のように感じた」という自分の感情を述べる言葉を選ぶと良いです。これにより、相手を守りの姿勢に追い込むことなく、問題に対する理解を深めることができます。

お互いが納得する着地点を模索する

問題の原因を特定し、お互いが納得する具体的な着地点を模索することで、問題解決につながります。相手も自分も納得できる解決策を共に考えることを心掛けましょう。これには、お互いの意見や感情を尊重し、譲歩や妥協が必要な場合もあります。また、解決策を試す期間を設け、その結果を再評価することも重要です。これにより、解決策が実際に問題を解決しているか、改善が必要かを確認することができます。

感謝の表現を忘れずに

話し合いの終わりには、相手が自分の意見を聞いてくれたこと、一緒に問題解決のために努力してくれたことに対して感謝の意を表すことが大切です。これは、お互いの努力と時間を尊重し、感謝することで、関係をさらに強化します。また、感謝の言葉を述べることは、次回の話し合いをスムーズに進めるための良いスタートにもなります。

 


これらのステップを踏むことで、感情が高ぶったときでも「喧嘩」を避け、建設的な「話し合い」を進めることができるでしょう。

まとめ

ここまで見てきたように、夫婦間の問題を解決するためには、「喧嘩」ではなく「話し合い」をすることが重要です。喧嘩と話し合いの違いを理解し、感情が高ぶったときでも話し合いを進めるステップを実践することで、より良い夫婦関係を築くことができます。今後、夫婦間で何か問題が発生したときには、ぜひ今回紹介したポイントを参考にしてみてください。

皆さんの人間関係がより良いものになることを心から願っています!
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

【参考文献】

今回紹介したコミュニケーションのコツは、「アサーティブコミュニケーション」と呼ばれる手法をベースにしています。ご興味がある方はぜひ、書籍を手にとって見てくださいね!

あなたの悩み、どうすれば解消できる?デール・カーネギーの「道は開ける」から学ぶ3つの秘訣

突然ですが、皆さん、悩み事はありませんか?

日々の生活の中で、大きな問題から些細なことまで、様々な悩みに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

本日はそんなあなたに、デール・カーネギーの「道は開ける」という本から学べる、悩みを乗り越えるための実践的な解決方法を3つご紹介します

私自身、かつて会社で失敗をして、メンタルブレイクぎりぎりまで思い悩んだことがあるのですが、そのときに、この本を何度も読み直して、気持ちを持ち直していました。今回は、そんな私がオススメする、本書でも特に役に立った3つの秘訣を紹介したいと思います

皆さまも耐え難い悩みに直面したときには、この3つの秘訣を試してみて、悩みを乗り越える一歩を踏み出してみてください。

1. 「今日一日の枠組みで生きること」

まず最初に紹介したいのは、「今日一日の枠組みで生きること」です。悩みは基本的には思考から生まれます。つまり、過去の失敗や未来の不安に思いを馳せることで、心は悩みにさいなまれます

当たり前といえば当たり前なのですが、例えばもし、あなたが今、死にたくなるような悩みがあるとしましょう。部屋で思い悩んでいると、不意に携帯からJ-Alertの警報が鳴り響きます。「あなたの住むエリアで大規模な地震が発生します。すぐに避難してください」。このとき、あなたはまだ、部屋の中で思い悩むでしょうか。おそらく一目散に部屋を飛び出し、避難所に向けて走り出すでしょう。その走っている間、あなたが死ぬほど悩んでいた問題は頭の中から消えてしまうことでしょう

つまり、極端に言い方をすれば、「そのことについて考えるのをやめれば、悩まなくて済む」ということです。

これを実践するためには、「今日一日だけを生きる」ことで意識することが大切なのです。つまり、

  • 過去の失敗を振り返るのではなく、今日一日をどう生きるかに集中する
  • 未来の不安を想像するのではなく、目の前の課題に対処する
  • 存在しない過去や未来のことに悩むのではなく、現在存在する問題を解決する

これらを実践することで、あなたの頭の中から悩みをシャットアウトすることができるでしょう。

私も自分がなにかに悩んでいることを自覚したときは、意識して目の前のことに集中するようにしています。誤解をしないでほしいのは、この態度は、問題から目を背けて逃げ続けるのではない、ということです。「ウジウジと思い悩むこと」をやめて、「問題について考える」姿勢に切り替えることが大切なのです。

Before:「あー、失敗しちゃったな」「明日もっと問題が大きくなったらどうしよう」
→過ぎてしまった過去や来てもいない明日のことを想像して、何も行動できない状態

After:「失敗しちゃったことは仕方ない」「今後はどうなるかわからない」
「ならば、今できることに集中して、問題解決と再発防止に努めよう!」

という切り替えを、意識的にスムーズに行うことが大事なのです。こうすることで、あなたの「悩み」を「成長のヒント」に変えることができるでしょう。

徳川家康はこんなことを言い残しています。

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。
(人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。)

今日の荷物だけでも十分重たいのに、昨日の荷物や明日の荷物まで背負い込んだら、重さに耐えられず、潰れて倒れてしまうことでしょう

今日という一日は、今日の分の荷物だけ背負って生きれば良いのです

2. 「問題を分析して、最悪の結果を受け容れること」

次に、「問題を分析して、最悪の結果を受け容れること」です。実は多くの人は問題に直面したとき、しばしばその問題を過大評価する傾向があります。そうではなく、現実的な視点を持ち、かつ、最悪の結果を受け入れることで、その悩みは軽減されます。具体的には、

  • 問題を客観的に分析する
  • 最悪の結果を想像し、それを受け入れる準備をする
  • 問題を過大評価しないように注意する

例えば、あなたが会社で何らかの大きなミスをしたとします。「最悪の場合、会社をクビになるかも…」と思い悩んでいるとしましょう。

ここで、まず事実を分析してください。そもそも、日本の会社では、役員クラスでもない社員が何かミスをしたくらいではクビになりません。会社法という法律で、簡単には解雇できない仕組みになっているのです。

クビにならないのであれば、この場合の最悪のケースは、「上司から怒られる」、「周りから白い目で見られる」、「自分の評価が下がる」、といったところでしょうか。まずはこれらの最悪のケースを受け容れることができれば、あなたの気持ちはだいぶラクになるでしょう

一つずつ見ていきましょう。

「上司から怒られる」のは、時間にしてせいぜい30分くらいでしょうか。30分耐え忍べば、問題は解決するのです。その際は、神妙な面持ちをして、丁寧に謝罪し、解決のためのアクションと、再発防止策を示せば、まず収まることでしょう。それでもまだ、過剰に部下を責めるような管理職なのであれば、その人の言う事など話半分に聞いておけば良いでしょう。だって、そもそも部下のミスは上司の管理責任でもあるのですから。自分のことを差し置いて部下の責任だけを責める上司など相手にする必要はありません。

「周りからの白い目」も、「人の噂も七十五日」と知りましょう。誰も他人のこと興味ありませんから、最初こそ噂話になったとしても、そのうち忘れます。あなたは3ヶ月前の芸能人のスキャンダルを覚えていますか?人の記憶なんてそんなもんです。それでもまだ、わざわざあなたのミスをいじってくるような人がいるなら、その人の性格に問題があります。そんな人とは距離をおいたほうが良いでしょう。

「自分の評価が下がること」も、気にするほどのことではありません。そもそもそれがあなたの実力なのだからちょうど良かったと思えば良いでしょう。一番恐いのは、むしろ過大評価されることだと知りましょう。「今の自分の実力はこの程度だな」と受け容れ、今後どうやって成長していくかに思考を巡らせる方が、よっぽど健全でしょう。あなたに本当の実力が身につけば、再び自然と評価も上がっていくことでしょう。

このように、何か問題が発生して悩んでしまったときには、問題を過大評価しないように一旦冷静になり、想定される最悪のケースを受け容れ、できる限り備えをしていくことが大切です。このことで、前述した通り、あなたが悩んでいた「失敗」を「成長のチャンス」に変えることができるでしょう。

3. 「忙しくすること」

最後に、「忙しくすること」です。人間は同時に複数のことを考えることができないため、自分を忙しく保つことで、悩む暇をなくすことができます

例えば、「自由の女神」を思い浮かべながら、「昨日の夕飯を思い出して」と言われると、交互に考えることはできても同時に考えることはできないでしょう。これと同様に、何かに思考を集中させると、その間は悩みのことは頭から消え失せるのです。これを上手く利用すると良いでしょう。

具体的には、

  • 一日のスケジュールを充実させる
  • 悩みについて考える隙間を作らない
  • 忙しさの中で悩みを忘れ、時間が解決してくれるのを待つ

例えば、日中は仕事に没頭し、家に帰ったら眠さに耐えられなくなるまでNETFLIXで韓流ドラマを一気見して、そのままベッドに倒れ込んで寝てしまう、というやり方で大丈夫です。要は、悩みについて考える隙間を無くすことが大切なのです

一見すると不健全に見えるかもしれませんが、この状態をずっと続ける必要はありません。なぜなら、人間の脳には「嫌なことは自然と忘れていく」という優秀な機能が備わっているからです究極を言えば、どんな悩みであっても「時間が解決してくれる」のです。だって考えてみてください。あなたは10年前の今日、自分が何に悩んでいたか覚えていますか?

この「忙しくしておく」というやり方は、嫌なことを忘れるための時間稼ぎだと思ってください

まとめ

以上、私が「道は開ける」から学んだ、悩みを解決するための3つの秘訣を紹介しました。

今回紹介した方法は本書の一部であり、本書の中にはさらに多くのお悩み解決法が詰まっています。

私と同じように、日々の生活で様々な悩みを抱えている方々に、ぜひこの本を手に取ってみてもらえると嬉しいです。皆さまの日々の悩みを解決するお役に立てれば幸いです!

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

 

 

最近では「悩まずに進め」というタイトルで別訳も出ています。どちらも内容は同じなので、文体が気に入った方を選んでみてくださいね。

 

忙しくて本を読む暇がない方は、オーディオブックを試してみてはいかがでしょうか?私も仕事中に営業車の中で流し聞きしていましたよ。Audibleであれば、初めての方は30日無料で試すことができます。この機会にぜひ、お試しください!

 

人望を集める人の3つのタイプとは?その秘密を解き明かす~松本人志からみちょぱまで~

こんにちは!今回は、「人望を感じる人の3つのタイプ」についてお話しします。

先日、中田敦彦さんのYoutubeを観ました。松本人志さんに向けて提言する、という内容で、芸能界の大御所に向けた強いメッセージが話題になっていました。

中田さんの動画についての感想は置いておいて、私がこの動画を通して関心を持ったのは、後輩芸人さんたちの反応でした。そこには、「シンプルに松本人志に憧れている」「松本人志に需要がある」という趣旨のメッセージが散見されました。「松本人志さんという人物はなぜ人々から求められるのだろう」という疑問が、今回の記事の出発点でした。

私たちは日々、さまざまな人々と出会い、その中には何となく心惹かれる人、人々からの尊敬を集めている人もいるでしょう。そこで、その人々は何が違うのか、その答えを見つけるために、今回は3つのタイプをご紹介します。

1. 答えを教えてくれる人

まずは、「答えを教えてくれる人」から始めます。以下がその特徴です。

  • 様々な疑問や問題に対して、確かな答えを出してくれる
  • カリスマとして人々から尊敬を集める
  • 的確なアドバイスを求められることが多い

芸能界で考えれば、松本人志さんが典型的な例です。「お笑いの正解とは?」という問いに対して、彼自身がその答えを示し、多くの人々がその笑いに共感を感じています。

松本人志さんが多くの賞レースで審査員としての役割を求められるのも、また、多くの芸人さんから慕われるのも、彼自身が確かな実績を残した伝説的な芸人であると同時に、「なぜ面白いのか?」を明確に言語化できる能力を持っていることが大きいでしょう。

歴史的な人物としては、千利休さんがこのタイプの代表格でしょう。「茶の湯の正解とは?」という問いに対して、千利休はその答えを示し、人々はその茶道の精神に感銘を受けてきました。

千利休豊臣秀吉を接待するために、自室に一本だけ、鮮やかな朝顔を活けて見せたエピソードは有名です。凡そ一般の人達では理解できない「茶の湯の世界の美学」を彼は常に自身の手で表現し、自身の言葉で説明してきました。

このタイプは「○○の第一人者」と呼ばれることも多いタイプです。もし皆さまがこのタイプを目指すのであれば、小さなことでも良いので、周りの人がまだ手を付けていない分野で確かな実績を残すとともに、その成功に至る道を明確に言語化する能力を磨いていくと良いでしょう。

2. 気持ちをわかってくれる人

次に、「気持ちをわかってくれる人」について見ていきましょう。以下がその特徴です。

  • 自分自身が苦労を重ねてきた経験を持つ
  • その経験から学んだ教訓や感情を共有し、人々に安心感を与える
  • 相談を聞いて欲しがられることが多い

オードリーの若林正恭さんや有吉弘行さんがこのタイプの典型的な例でしょう。彼らは自身の苦労や困難を乗り越えて成功を勝ち取った経験があり、それを聞くことで「この人なら自分の苦労もわかってくれる」「きっと見放したりしない」という安心感を与えてくれます。

オードリー・若林正恭さんは、かつて売れない時代に受けたラジオ番組のオーディションで、放送作家の青銅さんから「人が本気で悔しかったりみじめだったりする話は、面白いんだよ」というアドバイスを受けたそうです。彼はこの言葉を大切に心に刻み、その後始まるオールナイトニッポンでも毎週欠かさず自身の人間臭いエピソードトークを重ねたことで、視聴者の共感と信頼を集め、人気を獲得しました。

今でも、オードリーのオールナイトニッポンは、同局のラジオ番組の中でも聴取率1位を獲得している、超人気ラジオ番組です。

このタイプの人達は、人と人の感覚のズレに敏感で、徹底した分析を行っていることが特徴です。若林正恭さんはかつて「あちこちオードリー」の中で、この作業を「ボンネットを開けて中を確かめる作業」と呼んでいました。また、有吉弘行さんは自身が売れない時代に徹底してテレビ番組を観ることで、テレビ制作者の意図と視聴者の感覚のズレを理解したことで、テレビに復帰した際にそのズレを言語化することで視聴者の共感を獲得してきました。

もし皆さまがこのタイプを目指すのであれば、日常で感じる「違和感」を大切にすること、そして、なぜ違和感を感じたのか疑問に感じ、分析していくと良いでしょう。こうした習慣を持つことで、自分自身の価値観に自信を持つことができます。その結果、他人の価値観も尊重できるようになるでしょう。また、他人が感じる違和感の根源を分析する習慣が身につくことで、誰の話にも関心や共感を持ちながら話ができるようになるでしょう。

3. 自然体な人

最後に、「自然体な人」について説明します。以下がその特徴です。

  • ありのままの自分を表現し、自由なスタイルで人々と接する
  • 一緒にいるだけで楽しそうに感じられる
  • 事前にしっかりと人間関係の構築やコミュニケーションの根回しを行っている

芸能人で言えば、みちょぱやフワちゃんがこのタイプに該当します。彼女たちは歯に衣着せぬ物言いで、大御所にも自然体に絡んでいける姿が若年層の憧れを集めます。

しかし、ともすれば勘違いをしてしまいがちですが、このタイプの人々は、自然体に振る舞うことを周りから許容してもらえるように、事前にしっかりと人間関係の構築やコミュニケーションの根回しを行っています。この下準備もなしにやり方だけを真似して、タメ口を聞いたり、不躾な態度を取ってしまえば、間違いなく嫌われることでしょう。

彼女たちが日常的に目上の人たちに愛されるためにどのように振る舞っているかは、多くのメディアにそのヒントが散りばめられています。枚挙に暇がありませんが、一つ挙げるとすると、「見た目に反して、謙虚で礼儀正しい」点は両者に共通しています。

もしあなたがこのタイプになりたいのであれば、「どうすれば周りから可愛がられるか」ということを学んでいくと良いでしょう。それは決して、「お世辞を言いなさい」とか、「後輩に奢りなさい」とかといった、表面的な話ではありません。むしろ、「ありがとう」と「ごめんなさい」がきちんと言える、といった、人付き合いの本質の部分を追求していくと、自ずと自然体に振る舞えるようになるでしょう。

まとめ:3つのタイプから自分に合ったスタイルを見つけよう

以上が、私が提案する「人望を感じる人の3つのタイプ」です。これらのタイプには優劣はありません。それぞれが異なる魅力を持っています。

もしあなたが人から人望を集める人になりたいのであれば、今回紹介したそれぞれのタイプが持つ特性や魅力を理解し、自分にあったスタイルを模索することで、あなたも人々からの尊敬や信頼を得られるようになるでしょう。それには、自分自身の魅力を見つけ、それを大切にすることが何よりも重要です。

また、どのタイプを目指すにしても、ある程度の実績が必要です。それは彼らほどの大成功を収める必要はありません。小さな実績をコツコツと積み重ねていくことが大切です。

あなたも自分にあったスタイルを見つけ、人々からの信頼を得られるようになることを願っています。それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

なぜ怒りがコントロールできない?アンガーマネジメントの必要性とその実践法

あなたは日々の生活で怒りを感じる瞬間がありますか? 怒りの感情は私たち全てに共通するもので、時にはその力強さと突然性によって、我々自身や周囲の人々を困惑させることがあります。そこで今回皆さまに紹介したいのが、怒りと上手に付き合い、それを効果的に管理する技術。その名も、「アンガーマネジメント」です

この記事では、アンガーマネジメントのメリットと、それを日々の生活でどのように実践するかについてご紹介します。怒りがあなたの生活にもたらす影響を理解し、それを上手にコントロールすることで、より穏やかで平和な日々を送ることができます。では、詳しく見ていきましょう。

アンガーマネジメントのメリット

アンガーマネジメントを身につけることで、私たちは以下のような多くの利点を享受できます。

  • ストレスの軽減

    アンガーマネジメントの技術を使うと、怒りやフラストレーションを適切に処理することができます。一例として、深呼吸や瞑想などのリラクゼーションテクニックを習得することで、感情が高まった時でも冷静さを保つことが可能となります。これにより全体的なストレスレベルが低下し、心身の健康を維持するための一助となります。

  • コミュニケーションの改善: 適切な怒りの表現

    怒りを適切に表現することで、他の人とのコミュニケーションが改善します。具体的には、「Iメッセージ」を使って自分の感情を伝えることで、他人を非難するのではなく、自分の感情やニーズを伝えることができます。これにより、他人の意見や感情を尊重することを学び、自分の感情を適切に表現することを可能にします。

  • 人間関係の改善: 怒りの管理

    怒りが適切に管理されると、人間関係が改善されます。これは、怒りが解決されない問題や不満に対する不適切な反応から生じる対人関係のストレスを軽減することができます。怒りの感情が何から生じるのかを理解し、それに対してどのように反応するかを選択する能力を身につけることが、人間関係の改善につながります。

  • 自己理解の増加: 怒りの原因がわかる

    アンガーマネジメントは、自分が怒りを感じる原因を理解するのに役立ちます。例えば、特定の状況や人々が怒りの感情を引き起こすトリガーとなることがあるかもしれません。これらのトリガーを理解することで、自己理解が増加し、自分の感情をより効果的に管理することができます

  • 健康上の利点:

    長期的な怒りやストレスは、心臓病、高血圧、糖尿病などの健康問題を引き起こす可能性があります。アンガーマネジメントは、これらの健康リスクを減らすのに役立ちます。具体的には、怒りを適切に管理することで血圧をコントロールし、ストレスが引き起こす可能性のある他の健康問題を避けることが可能となります

アンガーマネジメントの実践方法

それでは、アンガーマネジメントを実践するための具体的な方法を見てみましょう。ここに紹介するのはアンガーマネジメントの概略にはなりますが、まずはこれらの要素を理解するだけでも、アンガーマネジメントの第一歩を踏み出すことができるでしょう。

  • 自己認識: 怒りの感情のトリガーを知る

    怒りの感情が起きる瞬間を認識することが最初のステップです。何があなたを怒らせるのか、その原因は何なのかを理解することが重要です。この理解を深めるためには、日記をつけたり、反省の時間を設けたりすることが有効です。

  • ラクゼーションテクニック: 怒りの緩和に有効な手法

    ディープブリージングや瞑想などのラクゼーションテクニックを学ぶことで、怒りの感情が高まった時に落ち着きを取り戻すことができます。これらのテクニックは、怒りが頂点に達する前に、自分自身を落ち着かせるのに役立ちます。

  • 問題解決: 怒りの源泉に対処する

    怒りの源泉となる問題に対処するスキルを身につけることもまた重要です。何か問題に直面したときに、感情的になって怒り散らしても、問題は何一つ解決しません。感情を爆発させる暇があれば、まずは問題解決に努めることが、アンガーマネジメントでも重要です。問題を明確に定義し、それに対する解決策を考え、行動に移すこと。問題解決のためには、一歩引いて全体を見る視点や、他人の視点を理解する能力も必要です。

  • 良好なコミュニケーション: 怒りを適切に伝える

    怒りの感情を適切に表現するためには、効果的なコミュニケーションスキルが必要です。怒りの感情が沸き起こったときには、ついつい攻撃的な言葉で周囲に当たってしまいがちですが、これでは周りの溝を深めるばかりで何のメリットもありません。そうではなく、感じたことを正直に、しかし攻撃的でない方法で伝えることが重要です。このためには、非暴力コミュニケーション(NVC)のような手法を学ぶことが有効です。

  • ライフスタイルの改善: 全体的な生活習慣の見直し

    実は、健康的な食生活、適度な運動、十分な睡眠など、ライフスタイルの全体的な改善も怒りの管理に役立ちます。例えば、睡眠不足のときに難しい話をされるとイライラする、お腹が空いているのに話が長いとイライラする、といった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。あなた自身が心身ともに健全な状態であれば、多少の問題が生じても動じずにいられるようになります。特に、栄養バランスの取れた食事は、心身の健康を保つ上で重要であり、適度な運動はストレスの発散に役立つと同時に、睡眠の質を高める効果もあります。これらのライフスタイルの改善は、怒りと向き合う力を養う上で欠かせません

いかがでしょうか。もちろん、アンガーマネジメントは一夜にして身につくものではありません。これらのスキルを身につけるためには、継続的な努力と自己反省が必要です。しかし、その努力が実を結ぶとき、それはあなた自身だけでなく、あなたの周囲の人々にとっても大きな恩恵となることでしょう。この章で学んだテクニックを活用し、自己の怒りと向き合う旅を始めてみてください。

まとめ: アンガーマネジメントへの道

怒りは、私たち全てが経験する自然な感情です。しかし、その感情がコントロールできないほどになると、私たち自身や周囲の人々にとって問題となります。だからこそ、アンガーマネジメントは重要なスキルとなるのです。

怒りを理解し、それを適切に管理することは容易なことではありません。しかし、自分自身の感情について深く理解すること、リラクゼーションテクニックを学ぶこと、問題解決のスキルを磨くこと、効果的なコミュニケーションスキルを身につけること、そして健康的なライフスタイルを維持すること。これら全てが、怒りを適切に管理するための道しるべとなります。

そして覚えておいてほしいのは、前述した通り、これらのスキルは一夜にして身につくものではないということです。アンガーマネジメントは旅のようなもので、自分自身を理解し、成長し、進化させていく過程なのです。時には挫折することもあるでしょう。しかし、その都度立ち上がり、前進を続けることで、自分自身と周囲の人々との関係をより良いものにすることができます

あなたがこれからの生活を始める上で、この記事が少しでも役立つことを願っています。あなたのアンガーマネジメントの旅が、あなた自身と周囲の人々にとって良い結果をもたらすことを心から祈っています。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

営業スキルは他の職種にどう役立つ? : 営業職で磨かれる7つのスキルとその活用法

「営業職って大変そう…」、「でも、スキルを身につけるには良いかも?」。今回の記事では、そんなあなたの疑問に答えていきたいと思います!

実は私自身も、新卒で入社した会社で営業職に配属されたのです。そこから13年もの間、ずっと営業職で仕事してきました。

営業職は確かに厳しい部分がありますが、それだけに成長するチャンスが満載なんです。そして、営業で磨かれたスキルは、他の職種でも存分に活かすことができるものばかりなのです!営業という仕事を通して得られるスキルの一端を今回の記事で一緒に覗いていきましょう!

営業職で鍛えられる7つの主要スキル

まずは、営業職で鍛えられる主要なスキルについて見ていきましょう。もちろん、これらはあくまで一部で、職場や状況により異なりますが、一般的な営業職であれば、以下のスキルの多くを獲得するチャンスがあると思います

  • 1. コミュニケーションスキル

    これは顧客との関係構築に必要な、強力なスキルです。聞き上手になり、顧客のニーズを理解し、その上で適切な製品やサービスを提案する能力が求められます。また、適切なフィードバックを与え、顧客との良好な関係を維持することも重要です。

    こうしたコミュニケーションスキルは、内勤に入るとより有用性が高まってきます。個人で結果を出せば良い営業の仕事とは異なり、内勤の仕事はほとんどがチームで行われるため、社内での円滑なコミュニケーションはスムーズな仕事運びをする上でとても大切なんです。私自身も営業から内勤に異動しましたが、社外の人を相手に利害調整をする苦労に比べれば、目的が同じ社内の人たちとの利害調整は遥かに気がラクで、ストレスなく働くことができています。
  • 2. 営業技術と戦略

    営業では、効果的なプレゼンテーションを作成し、適切なタイミングでクロージングを行うなどのテクニックが求められます。また、個々の営業活動だけでなく、担当エリア全体を管理し、営業戦略を作成する能力も重要です。

    扱っている商材にもよりますが、営業活動はプレゼンテーションの連続です。自分たちの商材について知識のない相手に少しでも伝わるように試行錯誤をしてきた経験に比べれば、社内の人に自分の意図を伝えることなど遥かに簡単です。また、営業は常に相手の立場を想像しながらプレゼンテーションをすることが求められますこうした考え方、相手を説得するための手練手管は、内勤に異動したときに大きな武器になります
  • 3. ネゴシエーションスキル

    価格、納期、サービス条件など、顧客との商談では様々な要素が交渉のテーブルに上がります。このスキルを磨くことで、会社と顧客双方にとって最善の結果を得ることが可能になります。

    まさに利害調整を行うことが営業の仕事ですよね。時には理路整然と論理的に、時には相手の感情に訴えかけて、どうにか自分たちの要求を理解してもらう。営業職以外でも、仕事をするということは常に交渉の繰り返しです。営業を通して獲得した交渉経験の積み重ねは、キャリアを通してあなたの武器となるでしょう
  • 4. 問題解決能力

    顧客が抱える問題を理解し、それを解決する適切な商品やサービスを提供する能力が求められます。これには、顧客の話をよく聞くことから始まり、複数の可能な解決策を考え、最善の提案を行う力が必要です。

    営業職は他のどの職種よりもお客様に近いところで仕事をします全く違う立場の人から話を聞き、どうすれば相手の役に立つか考えて、提案する。こうした問題解決能力は、他の職種では得られません。営業職だからこそより強化できるスキルと言えますし、どの職種においてもとても重要と言えるスキルです。
  • 5. 自己管理スキル

    営業職は自己主導的な役割が多いため、時間管理、優先順位付け、目標設定などのスキルが重要です。これらのスキルは、営業活動を効率的に進めるだけでなく、ストレス管理にも役立ちます。

    もし職種が変わっても、働き方の基本は同じです。仕事に優先順位をつけ、決められた時間内で目標達成に向けて活動する。実は営業職は、他の職種と比べても忙しい仕事です。それは、非常に高度なマルチタスクを求められるからです。得先からも要望があれば、内勤からも事務作業の要望がある。それを、通常の訪問活動との折り合いをつけながらすべてこなしていく。こうした経験は、まさに優先順位付けと時間管理の最たるものです。営業職でしっかり自己管理の習慣が身につけば、シングルタスクの多い内勤に異動してもすぐに仕事に馴染むことができるでしょう
  • 6. 顧客管理スキル

    営業はただ製品を売るだけでなく、長期的な顧客関係を築くことも重要です。顧客のニーズが変化することを理解し、その変化に適応する商品やサービスを提供できる能力、顧客の満足度を維持し、フォローアップを行うスキルも重要です。

    特にフォローアップの習慣は、社内での人間関係構築にも非常に有用です。「こまめにお礼の連絡をする」「不備があった場合はすぐに謝罪する」「重要な話し合いは顔を合わせて行う」といった、営業であれば基本的な心構えは、実は営業以外の職種では一般的でなかったりします。あなたが営業以外の仕事に就いた場合、顧客管理を通して得られたスキルによって周りから一目置かれることになるでしょう。
  • 7. マーケティングとビジネス理解

    顧客のニーズを理解し、それに合った商品やサービスを提供するためには、マーケティングの基礎とビジネス全体の理解が必要です。これには、市場の動向を理解する力、競合分析、製品の価値提案を作成する能力などが含まれます。

    営業以外の職種の人たちが何で苦労するか?最も苦労するのが、現場感がないことなんです。営業職は誰よりも顧客のことがわかっています。人柄やビジネス環境、自分たちの製品への評価、新製品が出た場合の反応、競合の動き方、等々。こうした現場感を肌感覚で持っていることは、どのような職種で働く上でも非常に役に立ちます

これらは営業職で得られるスキルの一部に過ぎません。これら以外にも、営業の仕事を通して得られる知識・経験・スキルは多岐にわたります。辛いことも多い営業職ですが、そこで得られるスキルは非常に汎用性が高く、どの職種においても重要なものであることがご理解いただけたのではないでしょうか。

営業スキルが他の職種でどのように活きるか

さて、これらのスキルがどのように他の職種で活かせるかを考えてみましょう。営業職で獲得したスキルは、様々な分野で適応可能で、キャリアの選択肢を広げます。以下に、営業スキルが他の職種で活きる具体的な例を示します。

  • 1. プロジェクトマネージャー

    コミュニケーションスキルと問題解決能力は、プロジェクトのメンバーとの調整や、進行中の問題の解決に必要です。時間管理や自己管理スキルは、プロジェクトの進行状況を把握し、期限を厳守するために必要です。これらのスキルは、プロジェクトが計画通りに進行し、目標を達成するために不可欠です。

    もしあなたが管理職でなかったとしても、プロジェクトのリーダーを務めるような機会に恵まれることはあるのではないでしょうか。そうした場面でも、営業を通して培ったスキルを活かすことができます。
  • 2. マーケティング

    営業職で得た市場理解と顧客理解は、ターゲット顧客の特定やマーケティング戦略の策定に役立ちます。また、営業で鍛えた説得力は、広告やプロモーションのメッセージ作成に活用できます。

    実際に、マーケティングで成功している人の中には営業職出身の方も数多くいらっしゃいます。営業職を通して得られた「現場感」を持っていることが、マーケティングの仕事においても大きく役立つことは間違いありません
  • 3. カスタマーサービス

    営業で培ったコミュニケーションスキルと問題解決能力は、顧客の問題を解決し、彼らの満足度を高めるために活用できます。また、長期的な顧客関係の構築スキルは、顧客ロイヤルティの向上に寄与します。

    私の周りにも営業からカスタマーサービスに異動した同僚がいますが、非常に優秀です。顧客との対応が上手いことはもちろん、営業時代の人脈を活かして営業担当者とも良好な関係を築き、連携を取りながら顧客対応にあたることで高い顧客満足を達成しています。営業職で培った資産が活かせる仕事と言えるでしょう。
  • 4. 人事(HR)

    営業職で培われた優れたコミュニケーションスキルは、従業員や求職者との関係を構築し、管理する上で有用です。また、営業で培ったネゴシエーションスキルは、労働条件の交渉や人材獲得にも役立ちます。

    内勤の中でも、特に人事の仕事は社員の立場や気持ちを理解することが求められます。そして、多くの会社では、最も人数が多い部署は営業部だと思います。会社の最大勢力についてより高い理解を持っていることは、仕事を進める上で有利に働くことは間違いありません
  • 5. コンサルティング

    営業で培った問題解決能力、戦略的思考、そして強力なコミュニケーションスキルは、クライアントの問題を理解し、解決策を提供するコンサルティング業務に直接的に役立ちます。営業の経験は、クライアントの視点を理解し、彼らのビジネスに対する深い洞察を提供するのにも役立ちます。また、クライアント相手だけではなく、社内の人からの相談事にもより適切に対応することができるでしょう

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、営業職を通して得られるスキルがいかに汎用性が高く、キャリア形成に有用であるか、をまとめてきました。

営業職で獲得できるスキルは多岐にわたり、その範囲は非常に広いです。そしてそれらのスキルは、さまざまな職種や状況で活かすことができます。

一見すると大変な職種のように見える営業職ですが、それだけに成長の機会が満載なんですね。あなたのキャリアの一部として営業職を考える価値は、大いにあると言えるでしょう。

私は自分の性格と営業職が合わなかったため、現在は別の部署に異動しましたが、それでも、営業職を通して培われた経験がなければ今の部署で成果を出すことは難しかったと確信しています。それくらい、営業職を経験しておいて良かったなぁと思っています。

その他の多くの職種と同様に、営業職にも向き・不向きがあります。ただ、もし不向きだったとしても、一定期間、営業職に就くことは必ずあなたのキャリア形成の助けになることでしょう

今回の記事が、皆さまのキャリア形成の一助になることを願っています!それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

「営業って辛い」と感じているあなたへ: 営業職の辛さを解消するためのヒント、 そして転職という選択肢

目標達成のプレッシャー、顧客との難易度の高い交渉、不規則な勤務時間。営業職についているあなたなら、きっとこのような経験をしていることでしょう。その辛さ、苦しさを、私は心の底から理解しています。何を隠そう、私もかつては営業職で働き、メンタルブレイクぎりぎりまで苦しんだ経験があるからです

その頃の生活は、朝早くから夜遅くまで働き、休日も営業活動に追われ、気づけば自分の時間がほとんどないそれでも目標は達成しきれず、ストレスは溜まる一方。それは、まるで終わりの見えない戦いのようでした。

そんな中で顧客からの拒否を受け入れ、必死に自分を奮い立たせること。それは営業職ならではの苦労です。何度も「NO」を言われ、自信を失いそうになる。しかし、それでも笑顔を絶やさず、次へと進む。こうした苦労は、他の職種では経験できないものです。

そんな営業職で頑張っている皆さまの悩みや苦労に寄り添い、共に解決策を見つけていきたい。それがこの記事の目的です。この記事を選んだくださったあなた日々の生活が少しでも楽しくなることを願って、本題に入っていきたいと思います。

営業職で辛いと感じる5つのポイント

まずは、営業職がなぜ辛いと感じるのか、私の経験に基づき、その理由を詳細に整理してみましょう。皆さまから「そうそう、その気持ちわかる」と共感してもらえれば何よりです。

プレッシャーとストレス

  • まず挙げられるのは、いわゆるノルマ達成のプレッシャーとストレスではないでしょうか。営業職には、売上目標やKPIの達成、そして新規顧客の獲得など、絶え間ないプレッシャーによるストレスが伴います。
  • これらのノルマが達成可能なものであればまだマシですが、中には市場環境を無視して毎年成長を求められるようなこともあるでしょう。また、完全歩合の仕事をしていれば収入にも直結する問題になります。毎日、寝ても覚めても数字のプレッシャー。これでは神経が疲弊してしまってもおかしくありません。

顧客とのコミュニケーション

  • さまざまなバックグラウンドを持つ顧客とのコミュニケーションは、営業職の大きな醍醐味ですが、同時に大きな負担でもあります。顧客との関係を築き、信頼を勝ち取るまでの道のりは決して短くはありません
  • 営業職の世界には「断られてからが本当の営業活動である」といった言葉があるように、顧客からの「No」を前提としていますが、実際のところ、相手から拒否される経験は精神的に辛いものです。
  • コミュニケーションが好きな人であればまだ良いのかもしれません。でも、私のように「そもそも人付き合いは最低限にしたい人」にとって、仕事でしか関わらない人のために気を遣い、相手のことを好きになれない場合でも少しでも気に入られるための努力を続ける、というのは相当のストレスでした。

不規則な労働時間

  • 営業職は顧客の都合に合わせることが多く、早朝から深夜までの労働や休日出勤が求められることもあります。自分の時間を確保するのが難しいことから、プライベートとのバランスを保つことが難しくなることもあります
  • 私も医療系の営業職をしていましたが、移動中はずっと車の運転、やっと病院に着いたら待合室で1時間近く待って、ようやく面会しても話せるのは3分程度、ということも多々ありました。腕時計を見たら時間はもう夜の8時。家に帰ってご飯を食べたらもう寝る時間です。にも関わらず、寝る間を惜しみながら移動時間にできなかった事務作業をサービス残業で片付ける。こんな生活のどこにやすらぎがあるのでしょうか

絶え間ない競争

  • 営業は常に競争が存在します。他の営業スタッフや他社との競争に勝つことが求められ、自身のパフォーマンスを常に上げる必要があります。自分自身との戦いでもありますが、他の人との比較からくるプレッシャーも否応なく感じることとなります
  • 私の会社でも、本来仲間であるはずの同僚にもお互いに常にライバル意識を持っていて、本来であれば会社の役に立つような情報でも、ライバルが有利にならないように自分だけで留めておく、なんてことも往々にしてありました。「常に勝ち続けなくてはいけない」。常に鎧を着た生活がいつまでも続くと思うと、終わりの見えない戦いの日々にうんざりしたものでした

数字至上主義による目的意識の欠如

  • 営業職では常に結果が重要視されます。会社によってはその過程を評価する仕組みもあるかもしれませんが、多くの場合、まずは売上目標を達成することを求められます
  • 本来の営業職とは、自社製品でお客様のお役に立てるような提案をして、その対価として売上がついてくるもの。しかし多くの会社では、そんな綺麗事は通用しません。実情は、「まず目標売上があって、そこに向けて売る理由を作っていく」。目的と行動がまるで逆になっていることがほとんど。しかも、その数字のプレッシャーは年々強まるばかり。自分が何のためにその会社に入り、何のために自社製品を販売しているのか。その意義を見失って苦しむ人もたくさんいるのではないでしょうか

営業職で辛いと感じたときの対処法

では、営業職が抱えるこれらの問題にどう対処すればよいのでしょうか。以下に、私の実体験も含めながら、具体的な解決策をいくつか提案します。

スキルアップ自己啓発

  • 営業スキルを磨くためのトレーニングやセミナーに参加しましょう。営業におけるコミュニケーション技術、交渉術、プレゼンテーションスキルなどを高めることで、自信をつけ、パフォーマンスを向上させることが可能です。
  • ビジネス関連の書籍を読んだり、オンラインコースを受けたりすることも自己啓発につながります。自分自身を成長させることで、営業におけるストレスを管理しやすくなります。
  • 私も読書を通して新しい営業方法を試してみたり、得意のプレゼンテーション能力を活かして得意先に勉強会を提案したりすることで、日々の営業活動に楽しみを見出し、活動を続けていました。人は誰しも「新しいことを試すとき」と「自分が得意なことをするとき」には楽しみを感じられるものです。日々の活動にこうした楽しみを盛り込めるように工夫してみることをオススメします。

メンタルヘルスのケア

  • 心理カウンセリングやリラクゼーションテクニックを活用しましょうメディテーション、ヨガ、深呼吸などのリラクゼーションテクニックは、短期的なストレスリリーフに有効です。
  • また、長期的な視点でメンタルヘルスをサポートするためには、心理療法やカウンセリングを受けることを検討してみてください。
  • 私も、自分が何にストレスを感じているのかを理解するために心理学の勉強をしたり、妻に仕事の愚痴を聞いてもらうことでストレスを発散したりして、なんとかメンタルを維持していました。

ネットワーキングとサポート

  • 同僚や他の営業プロフェッショナルとのネットワーキングを通じて、経験やアイデアを共有しましょう。その他の営業人から学び、相互にサポートすることで、営業活動のクオリティを向上させることができます
  • また、メンターやコーチを見つけることも有効です。その人たちから直接学び、フィードバックを得ることで、営業スキルを向上させることが可能です。
  • 私は妻が同業他社の営業だったので、妻の営業方法をよく真似して活動していました。自分の周りにいる同僚に話を聞いても結局は似たような意見しか聞けないので、こうした活動ではぜひ、同業他社や、他部署の人に相談してみることをオススメします

仕事とプライベートのバランス

  • 営業職では時間管理が非常に重要です。有効なスケジュール管理を行い、仕事とプライベートのバランスを保つことが大切です。適切な休息とリラクゼーションは、ストレスを軽減し、パフォーマンスを維持するために不可欠です。
  • 例えば、時間を具体的にスケジュール化し、優先順位を明確にすることで、時間を効率的に使うことができます。また、必要以上に長時間働くことは避け、リフレッシュのための時間を確保することも忘れずに
  • 私は週に一度は訪問活動をセーブする日を作り、お気に入りのカフェで報告書や提案資料作成等の事務作業をしていました。そして、勤務時間が終わったらそのまま近くの銭湯に行ってゆったり時間を過ごしていました。営業職は比較的自由度が高い仕事。こんな風に、自分なりのリフレッシュ方法を日々の活動に織り込んでみると良いかもしれません

転職を考慮する

  • もし現在の状況が改善しない場合や、営業職自体が合わないと感じるなら、転職を考えるのも一つの選択肢です。自分に合った職種や企業文化を見つけることで、職場でのストレスを軽減することが可能です。
  • 転職について考える際には、自分のキャリアゴールを再評価し、どのような環境や役職が自分にとって最適かを見極めることが重要です。
  • 私も、心底、営業職が向いていないと感じていたので、公務員への転職を志したことがありました。営業職の経験しかなかったので、転職市場でも営業職ばかり提案されたこともあり、どうせなら営利団体ではなく、公共団体で競争の少ない環境で働きたいと思い、自分が住んでいた地域の市役所に経験者採用でチャレンジし、無事に合格することがありました。最終的には、後述する別部署への異動が決まったため、会社に留まる選択をしたのですが、「いざとなったら転職できる」という成功体験を得られことは、その後も良い自信になりました

他部署への異動を打診する

  • 転職をする気はない場合、もし他の役職や部署に興味があると感じるなら、異動を打診するのも有効な手段です。
  • その場合は、自分のスキルと経験が新しい役職に適しているか、あるいは適応できるかを慎重に評価すること。会社に向けて自分が異動したい理由を明確にすること。上司やHRに打診する際には、自分の考えを具体的かつ誠実に伝えることが大切です。
  • 私は社内公募制度を利用して、内勤の部署に異動することができました。営業時代のストレスからすっかり解放されて、新しいチャレンジを楽しむことができています。また、営業時代に得られたスキルや経験は新しい部署では自分の強みとなっていて、それを活用することで毎年高い人事評価を獲得することができています
  • 転職にはそれなりに労力やリスクが伴います。もし社内で異動の機会があるのであれば、そこに向けて積極的に活動してみることをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。営業職の辛さを乗り越えるためには、まずその悩みを認め、それに向き合うことが大切です。

「みんな苦労しているのだから、自分なんてまだまだ…」。そんな風に決して思わないでください。辛いものは辛いんです。特に営業職は、前述したように多くのストレス要素が詰まった仕事です。もちろん、その分やり甲斐もある仕事ですが、人によっては「やり甲斐<辛さ」になってしまっても全くおかしくありません。むしろ普通のことでしょう

今回紹介したような対処法を試すことで、営業職を辛いと感じている皆さまの生活が少しでも楽になることを願っています。そして、いろいろ試した結果、どうしても辛いようであれば、無理せず仕事を変えることをオススメします。そこでは、あなたが散々つらい思いをした経験が、必ず生きることになるでしょう

あなたの人生が今よりもっと楽しいものになることを願っています!それではまた、次回の記事でお会いしましょう!