男の子と女の子で育て方の違いはあるの?【結論:男の子は褒めて伸ばそう】
子育てを頑張る育児ヒーローズ*1のみなさま、こんにちは!
みなさまは次のようなお悩みを抱えたことはないですか?
「子供は親が見本を見せて育ててあげればよいと聞いたけど、本当?」
「子供にルールを教えても全然きいてくれない…」
「きつく叱ると落ち込んでしまうから、どう指導すればよいかわからない…」
そのお悩み、もしかしたら男の子と女の子の違いが原因かもしれません!
本日は、こちらの書籍を参考に、男の子と女の子の育て方の違いについて学んでいきましょう。
世界標準の子育て 船津 徹
結論:男の子はおだてて育てろ。女の子は見本を示せ。
結論としては、男の子と女の子は「やる気≒モチベーション」に違いがあります。
男の子=褒められると嬉しくなり、やる気になる
女の子=親が「手本やルールを提示してあげる」のが基本
もうちょい詳しくみていきましょう!
男の子の育て方
男の子は「おだてて育てる」が基本
男の子は根が単純なので、
「上手にできたね」
「がんばったね」
「頼りになるね」
「カッコいいね」
と褒められ、おだてられると嬉しくなり、やる気になって行動するのです。
男性は幼児から大人まで単純なわけですね(笑)。外資パパもこの法則のとおりの人間なので、褒められたりおだてられたりすると嬉しくなって頑張っちゃいます!
パパのみなさまはすんなり理解できると思うのですが、ママのみなさまはもしかするとしっくりこないかもしれません。実は、後述するように、女の子は無理に褒めたりおだてたりしなくても、周囲をみながら自然と育っていく傾向があるためです。
そのため、多くのママが男の子に手を焼いているのは、もしかすると、女の子を扱うように男の子を育てようとしているからかもしれません。自分たちが育ってきたように男の子を育てようと思うと、そこには行き違いが生じてしまうのです。
男の子は大げさなくらい褒めて丁度よい
男の子のモチベーションは褒められたり、頼られたりすることです。なので、もし子供に行動して欲しいと思うときは、子供の「頼られたい&褒められたい願望」を存分に刺激してあげると良いでしょう。
例えば、
「ママを助けてくれる?」
「ママと一緒に考えてくれる?」
「ママを守ってくれる?」
と頼ってみてください。
そして、狙い通りに協力してくれたら、「○○ちゃんは頼りになるわ。カッコいい!」といって、大げさなくらい褒めてあげてください。そんな言葉を母親から言われると「もっとがんばろう!」という気になるのが男子なのです。
うちの妻も、長男に対しては大げさなくらい「褒めて育てること」を徹底しています。本来の彼女はなんでも「できて当然」「当たり前のことができたくらいで褒められないのが普通」という考え方の女性なので、人を褒めることは苦手なのですが、長男に対しては、「無理してでも褒めてあげるように」努力して対応を変えているようです。ちなみに外資パパのことは全然褒めてくれません(笑)
結論としては、「男の子はおだてて育てる」という原則を守れば、ママ(=パパ)のために一生懸命がんばってくれる可愛い青年に育ちますよ。
競争心をあおってみるのも効果的だよ
ちなみに、男の子は女の子よりも「競争心が強い」という特徴があります。この心理も上手に利用すると、子どもの行動を促しやすくなるので、知識として知っておくと良いでしょう。
例えば、
「○○しなさい!」ではなく、
「ママ(パパ)と競争しよう!」と言えば、
たいていの男の子は乗ってきます。
片づけも、掃除も、勉強も、運動も、子どもの競争心を上手くあおってみましょう。
男の子にやってはいけないNG行動は、プライドを傷つけること
一つだけ、これは絶対に守ってください。それは、男の子のプライドを傷つけることは絶対にしないこと。具体的には、自尊心を傷つける言葉、ケナシ言葉、比較言葉は絶対に使わないようにしてあげてください。。
例えば、人前できつく叱ったり、「グズだね!」「ヘタだね!」とケナシたり、兄弟・姉妹と比較して「何でお姉ちゃんはできるのにあなたはできないの!」などは絶対に言ってはいけません。
男の子はプライドを傷つけられると、本当に言ったとおりにダメになってしまうという「ガラスのハート」を持っています。
我が家でいえば、長男と長女の兄妹を比較するのだけは絶対にやめよう、と夫婦で決め事をしています。また、長男が通っている保育園の同級生と比較することも絶対にしないように心がけています。油断するとすぐに比較グセが発動しがちなので、「絶対にしない」と強い決意を持っておくことがとても大切ですよ。
女の子の育て方
女の子は、ママやパパの行動をマネして成長する
女の子は、親(特にママ)が「手本やルールを提示してあげる」のが基本です。
女の子は男の子よりも人間への関心が強く、人を観察する力が鋭いのです。そのため、両親が子どもと信頼関係を築き、人生の先輩として立ち居ふるまい、礼儀作法、コミュニケーションの手本を示してあげると、そのとおりにマネしてくれます。
つまり、ママやパパがいつも笑顔で、明るく、礼儀正しく、人に優しく振る舞っていれば、子どももそのとおりに育つのです。「子供は親を見て育つ」と言いますが、女の子は特に、そうした傾向が強いのです。みなさまがいい大人であれば、子供も自然といい子に育っていくわけですね。
ルールや決まりごとを守れるのが女の子。でも、男の子は…
女の子は「ルール/集団の調和をもたらす決まりごと」を好む傾向があるので、「手本を示す」→「マネさせる」→「努力を褒める」を繰り返していくと、しつけも勉強も習い事もどんどん成長していきます。
一方、男の子はどうでしょう?
覚えておいてください。残念なお知らせですが、「男の子は常識やルールを破ることが仕事」なのです(笑)
女の子に接するように母親が手本やルールを示しても、男の子はマネするどころか、わざと反対のことをしたりします。なぜなら、男の子は型にはめられること、命令されること、手出し口出しされることを嫌うためです。
いいかえると、「自分で試してみたい!」「人と違うことをしてみたい!」という欲求が女の子の何倍も強いのです。これは見方を変えれば良い点でもあるのですが、子育てをする上では、ちょっぴり気をつけないといけません💦
きっと初めて男の子を育てるママは、「なんで言うことを聞かないのだろう…」「なんでこんなにバカなことをするのだろう…」と不思議に思うかもしれませんね。それは、ママは女の子なので、自然とこうした「当たり前のこと」が身についたからなのかもしれません。
多くのママは、自分がそうされてきたのと同様に、男の子にも「ああしなさい」「こうしなさい」と命令で動かそうとしますが、男の子には通用しないのです。ではどうすれば良いか。それは上にスクロールして 読み返してみてくださいね(笑)
まとめ:子どもにとって一番ストレスのない子育てを
いかがだったでしょうか。今回は、子育てをする上で気をつけるべき、男の子と女の子の違いをみてきました。
今回の内容に、もし少しでも心当たりがあるようであれば、ぜひ、日常のコミュニケーションに取り入れてみてくださいね。
一番大切なのは、親がお子様にとってストレスのないコミュニケーションをとってあげることだと思います。
今回の記事がそのためのヒントになっていれば幸いです!
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!
*1:育児ヒーローズとは?:子育てを頑張っている読者のみなさまの総称です。「育児に奮闘する全ての親がヒーローだ」という意味を込めています